電子書籍作成・販売サイト「パブー」を利用するメリットとデメリット
電子書籍の作成・販売サイトのパブーを使うメリットとデメリットについて考えてみようと思います。
メリット
- PDFやePUBの電子書籍を勝手に作成
- ePUBデータを自力で作成できない人はよい
- 無料公開した場合、本文はGoogleの検索対象に入っている
- 販売サイトの見栄えはいい。絵本向きかな
- バックにいるのはGMO。大手なので資金力はあるかも
- サポートの対応が丁寧らしい
デメリット
- 逆にいえば、PDFの画質やePUBのコードはパブーに依存
- 検索ボックスによる検索が若干微妙(本のタイトルと説明文しかひっかからない。本文や複合キーワードに対応していない。サイト内のアクセスは上位にいかないと微妙かも)
- カテゴリや有料・無料のスイッチの切り替え。若干ましになるが、これでも上位のホン以外、アクセスが流れない可能性あり。(個人的には関連本の表示があるとありがたい)
- 要は、ユーザービリティが中途半端かもしれない
- 無料本が多すぎるから埋もれてしまい販売しにくい
- ビジネスをするユーザーを巻き込むのなら根本的な対応が必要そう。ビジネスマンは儲からないから使わない気がする(^^;
- 決済方法までの手順が微妙(だいぶ改善された模様)
- WordやPdfやePUBのインポートができない。技術的にはできるが違法のホンが出回ることを恐れたようだ。ただし個人的には逆な気がする。違法のユーザーの排除のために、多くのユーザーの利便性が損ねてどうするのかという(^^;。まあ他にも知らぬ事情があるのかもしれませんけど、1ユーザーとしてはそう思ってしまう)
- そのため、いちいちパブー専用に本を作らなければならない。手間がかかる
でも、全体的に今度に期待できるサイトだと思います。いろいろなサービスを予定しているようなので、今後に期待です(^^)。無料本や数百円の本を公開するのにはいいでしょう。まあ同人向けですかね。
パブーを利用してビジネスになるのか
同人向きと考えるのは何故か?それはビジネスパーソンがほとんど参入していないからです。まあ、そうではなくても、どのぐらいの売上があがっているのかは、わりとすぐに推測ができてくる(^^;
以前からクリエイター用のグッズ販売サイトとして、Upsoldなどデザイングッズストアがありました。しかし、多くの人は売れない・儲からないとぼやいていました。現在、パブーはそのような位置づけに近いと思われます。(これは販売サイトの原因だけではなく、クリエイターがマーケティングに疎いという側面もあるからなのですが…)要は、小銭稼ぎレベルでビジネスとしては美味しくない。多くの人はや副収入レベルにもなっていないでしょう。ただし、デザイングッズストアと違って完全にデジタルデータです。Tシャツや帽子などの”もの”の費用や送料がかかりませんから、そのぶん印税率が高いです。そのような意味でチャンスはまだまだあるでしょう。
とりあえず個人的にも様子見です。もしもパブーを本格的に使うのならば、下記の3点がクリアーできたらにしたいなと思います。
- WordやPDF、ePUBのインポート 電子書籍作成の利便性
- ユーザービリティの最適化 ブログ内部からのアクセス数がどこまで伸びるか AmazonやipadZine並みになるといい
- 売り場の整備(ビジネス向き) 有料本と無料本を完全に分離かな。価格別に分離とか。
これに加えて、ビジネスパーソンが参入するレベルまで、サイト構成やサービスが引き上げられるのかが肝になってくると思います。紙の書籍より電子書籍の方が圧倒的にお得だと思わせるパブーならではなのサービスに期待です。あとは作家の問題ですが、500円~2000円ぐらいの本が増えることかもしれないですね。それはパブーなのか、それとも他のサイトなのか、わかりませんが、個人的にはパブーがそのような販売サイトになってくれれば嬉しいなと思います。Amazonが来る前にAmazonより、どのように魅力を引き出すのかを考えてもらいたいものです。(^^)
ということで、僕はパブーはしばらく様子見することにし、ブログとDl-marketで電子書籍の販売を開始しました。すでに2冊の電子書籍を販売しています。Dl-marketは有料のものが多くサービスが豊富です。パブー同様、個人出版する際に,
なかなかよいサイトだと思います。^^
*セルフパブリッシュは電子書籍の個人出版(PDFとePUB)がわかる書籍です。また、セルフパブリッシュはWordpressの電子書籍化について模索している実験作です。
もしも、HtmlやCSSがわかるぐらいの技量があるのならば、ePUBの電子書籍は自力で作成できると思います。(^^)
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