鳥山明の短編集を一通り読んだため、感想をまとめておきます。この手の本は、本屋で探すと大変ですが、電子書籍だとあっさりと集めることができます。
鳥山明読み切り短編一覧!感想のまとめ
実はキンドルでは買っていません。
DMMブックスやebookjapanのセールでは90%オフ、70%オフ、半額で本が買えるのです。実はキンドルや楽天koboは圧倒的にサブ端末なのは電子書籍ヘビーユーザーなら知っているでしょう。
鳥山明の漫画の描き方を知りたいなら「鳥山明のヘタッピマンガ研究所」
「鳥山明のヘタッピマンガ研究所」はアラレちゃんが連載されていたころ、フレッシュジャンプで連載されていた漫画です。
原作はさくまあきらさんです。
鳥山明が漫画家を目指す人のために、遠近法、絵の描き方、ネームなどを漫画で解説してくれる技法書(?)です。いがいに真面目です。
本屋さんで絵画技法書のコーナーに置いていないので知らない人もいるのではないでいしょうか。漫画を描きたい人は必見かもしれませんし、ある程度美術の心得がある人がみても楽しめると思います。小学生の漫画を鳥山明さんがきびしく講評しているページがあり、
レイアウトにうるさいなどデザイナーあがりだなという気がしましたし、厚みなどプラモ好きの鳥山明が絵のどこを大事にしているかが見てるので本職の人が読んで楽しめるはず。教え方に鳥山明の性格がでていると思います。
キャッシュマンやアックマンが見たいなら「鳥山明○作劇場3」
鳥山明の短編の詰め込みコミックです。
- 「豆次郎くん」は父親にアイスクリームを取られたから、不良になったると決意した男の話ですね。
- 「空丸くん日本晴れ」は鳥山明の時代劇ものですね。でも、車とかがあるんで、ミックスした世界観ですね。空丸くんはトランクスみたいな剣の収め方をします。のりまきせんべえみたいな忍者がでてきます。
- 「貯金戦士CASHMAN(キャッシュマン)」はVジャンプで連載。宇宙からきた刑事が宇宙船が壊れれて燃料なくしたから、貯金して宇宙に帰るまでの話です。正義の味方として貯金します。
- 「DUB&PETER1(ダブとピーター1)」はVジャンプで連載。ダブが相棒のピート頭脳を持つ車「ピーター1」を作らせます。レースものです。1人乗りのところが面白かったかな。
- 「GO!GO!ACKMAN(ゴーゴーアックマン)」はライバルの天使との攻防を描いたギャグ漫画ですねえ。アックマンは女性が苦手です。
お化けのハートフルストーリーなら「COWA!(こわ!)」
ドラゴンボール連載終了2年後の作品。
オバケ風邪が流行したため、その薬を手に入れるため旅にでるもの!!
ストーリーはやや単調だけどコミカルでお化けや丸山さんなどのキャラが可愛い。特に車を盗むところが面白かった。
お化けたちが最後は優しい。
ドラゴンボールを連想させるネタがでてきます。大猿ネタと魔人ブウ編のダーブラみたいな奴がでてきます。
ちなみに、最近、Kindleストアで漫画を買うことが滅多にありません。他の電子書籍ストアの方が安いことが多いからです。
冒険者なら「カジカ」
ドラゴンボールの連載終了3年後の作品です。
千の命を助ける冒険者です。
悪い心を吐き出していい奴になってしまう、というアイデアもよかったですね。
敵と味方を往復するドンゴやキャラによって強みがあったり設定が上手だと思いましたね。伏線の回収もうまく、読んでいて楽しい漫画でした。
鳥山明の漫画はどっかでみたようなキャラクターがでてくるのですが^^;、今回のドラゴンボールネタとしては、ノリがレッドリボン軍編っぽく、レッドリボン軍のブルー将軍(潔癖症ではない)みたいなやつがでてきます。設定的にはタオパイパイか
ドラゴンボール好きなら「銀河パトロール ジャコ」
1巻完結の単行本「ジャコ」です。主人公は宇宙人だけど舞台は地球です。じいちゃんと女の子がでてきます。
ほのぼのギャグストーリーです。墜落まであと2分であれだけの展開は無理がある・・・とはちょと思いましたが、他はまとまりのいいお話でした。
昔の鳥山明を思わせるようなポップな絵柄ですね。
でも、ドラゴンボールの連載終了8年後の作品です。
「銀河パトロール ジャコ」のドラゴンボールネタはすごいです。
ドラゴンボール好きなら即買いですかね。ドラゴンボールと同じ世界にジャコも住んでいるからです(?)。
鳥山明公認ドラゴン画廊・リーの「DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件」
作者公認のドラゴンボールで主人公はヤムチャです。
導入部、学生がでてきて絵柄がちょっと心配でしたが、ドラゴンボールの世界に入ると鳥山明の絵柄と合致していました。ドラゴン画廊・リーさんは結構絵柄の幅が広いのですかね。
ネタバレにならない程度にストーリーを書くと、前編、中編、後編とドラゴンボールのメインストーリーを初期から終盤までなぞっていきます。ドラゴンボールのストーリーを壊さず、うまくヤムチャが大活躍できるように修行して戦闘力をあげていきます。番外編のフュージョンの話も面白い。合体したところが。
最近、鳥山明は同人誌を公認して新しい本を出版する流れがありあす。鳥山明さん自体の新作もみたいですけど、このドラゴンボールはドラゴンボールで面白いです。
まだまだあるので、追記していきます。
とよたろうと鳥山明のダックが見たいなら「ドラゴンボール超」
鳥山明がテキストでシナリオを描いて、とよたろうが漫画を描く形。鳥山明のそっくりの絵が描ける人。
とよたろうさんの経歴は同人誌出身で、鳥山明に認められたのか、Vジャンプでドラゴンボール復活のFの絵を担当という流れみたいですね。
絵は鳥山明の方がいいかもしれないけど、うまいかな。
鳥山明は昔「ドラゴンボールは僕の子供のような存在、自分の子供を他人にあげるようなことはしない。」と言っていたはずなのですが、
おじいちゃん?になって心変わりしたのですかね。
「ドラゴンボール超」は1巻にボリュームがかなり詰められていて、かなりスピーディな展開です。アニメや映画を見ていないから、ちょっと違和感があったが、まあ、楽しく読める感じ。
詳しくはwikipediaでも。
鳥山明の短編、「銀河パトロールジャコ」のジャゴも登場。
カラー版もあります。
ドラゴンボール超のカラー版は誰が塗っているの?
ドラゴンボールもワンピースも、作者が自ら塗っておらず、おそらくできあがったものをチェックするぐらいでしょうけど、 やはり漫画家のアシスタントや外部のグラフィックデザイナーが塗っているのでしょうからそんなに出来は悪くはないです。
カラー版があるものはどちらかといえばカラー版で買っています。
出版社も読者のイメージを壊さないように、色の雰囲気があっているドラゴンボール超が好きなデザイナーさんなどにお願いすることが多いでしょう。
アニメで考えるとわかりやすいですが、宮崎駿さんだって絵コンテは描きますが、塗りまでやっているわけじゃないですよね。監修のみですが、あのクオリティです。だから、アニメのような流れになったと考えたらいいんじゃないでしょうか。
漫画も分業化が進んでいます。
カラー版は少し高いので安い電子書籍ストアを利用しています。
DMMブックスやebookjapanのセールでは90%オフ、70%オフ、半額で本が買えるのです。実はキンドルや楽天koboは圧倒的にサブ端末なのは電子書籍ヘビーユーザーなら知っているでしょう。
昔はhontoも安かったですが、今は少しお高めです。
キンドルで購入するのは滅多にありませんが、たまに激安で投げ売りされているときだけです。普段はほかの電子書籍ストアの方が安いため、そちらを利用していますね。
参考になれば幸いです。
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