eBook Brainです。^^
今日は「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」のまとめ情報です。
「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」、略してKDPとは、Amazon Kindleストアで本を出版するためのサービスです。無料で利用できます。販売に応じて手数料が取られる形で、本を作成する手間以外のリスクは、作者にはありません。
● 対応言語について
キンドル・ダイレクト・パブリッシングは、英語を含む7か国語で出版できます。
- English(英語)
- Japanese(日本語)
- German(ドイツ語)
- French(フランス語)
- Spanish(スペイン語)
- Italian(イタリア語)
- Portuguese(ポルトガル語)
ついでに、
- カタロニア語
- ガリシア語
- バスク語
もOKだとヘルプに書かれていました。ちなみに、こちらの言語はヨーロッパで話される言語らしいです。^^
ロシア語にはサポートされていません。中国は巨大市場ですが、中国語はGene Mapperという小説のように、Amazon.comでChinese editionという形で出版する形になるのでしょうか。
中国版
小説や絵本などのエンタメ系の書籍は、そのまま翻訳すればOKです。ビジネス書は、各々の国の現状があるので、リサーチして市場的にどのようなポジショニングを取るのがいいのかを検討する必要があるでしょう。
● 印税率・手数料について
キンドルダイレクトパブリッシングの印税率は、35%と70%がありますが、日本では35%しか選べません。
海外では、70%で販売することが可能です。
月末日を〆日として計算され、その60日後に支払い。
最低支払い額は1000円以上。
まあ、Amazonの集客(PV率)がいくらすごいとはいえ、35%はぼったくりだと思いますけどね。想像していたことですが、予想通り、Paypal決済やDL-Marketなどの販売サイトと2重に使い分ける人が増えそうですね。
● 振込について
キンドルダイレクトパブリッシングは一通り、主な銀行に対応しているようです。マイナーな銀行の場合、その他という項目がありますので、選択して銀行コードを調べます。
銀行コードはこちらでわかります。
金融機関コード・銀行コード検索
ただ、Amazonは海外の会社ですので、手数料の問題が多少気になるところです。
同じく米国法人であるAppleのiPhoneアプリを公開した場合、シティバンク経由で振り込んでもらうと手数料が安くつくという事例は実際にあります。
Amazonも米国法人なので、手数料の問題が気になりますね。
● 対応フォーマットついて
Amazonによると、
ファイル形式 : 現在KDPがサポートしているファイル形式は、HTML (.htm、.html、画像を含む場合は.zip)、 ePub (.epub)、圧縮されたXMDF (.zip)です。 Microsoft Word (.doc、または .docx) で作成した日本語の本については、試験的にサポートしています。
だそうです。
HTML/ePub/XMDF形式に対応。Wordは試験的にサポートなので、個人出版の場合、簡単な知識が求められるますが、HtmlかePUBがよさそうですね。ePUBを作れば、他の電子書籍ストアとあわせて配信できます。Paypal決済やDL-marketなどの販売サイトとあわせて販売する形がよいでしょう。
● ペンネームやハンドルネームで出版できるの?
英文字はもちろん、ペンネームやハンドルネームで出版することはできます。というかしている人いますよね。漫画家さんにはペンネームでブランド化したい人、副業が禁止されているサラリーマン、その名前の方が馴染みがあるアルファブロガー、恥ずかしがり屋で目立ちなくない人はそれでいきましょう。^^
本名がいい人はもちろん本名で。バリバリのビジネスマンは本名の方がいいでしょうね
ちなみに、複数アカウントは禁止みたいですね。複数アカウントを使いたいケースとして、編集者とのパートナーを組んで出版、売上げを管理するケースがあるような気もするのですが、それはうまくやってね、ということなのでしょうか。そのあたり、どこかに情報があれば教えてもらえると幸いです。^^
● 出版の手順は?
すでにいろいろなサイトで手順を公開しているので、今回は割愛します。
こことかが図形があってわかりやすいですかね。
「Kindleダイレクト・パブリッシング」で出版に挑戦!一部始終を徹底紹介!! | APPGIGA!!(アプギガ)
● DRMは?
デジタル著作権管理(DRM)を有効にする必要がありますか?
DRM (デジタル著作権管理)とは、本のKindleファイルを無許可で配布できないようにするためのものです。一度本を出版すると、DRM設定は変更できません。
変更できない、というのはちょっと気になりますね。^^;まあ、個人的にはDRMがあると利便性が悪いので、「なし」の方がいいかなと思っている人間ですけど。いや、昔、大学にもぐりの生徒が大好きな先生がいましたけどね。それほど俺の授業を受けたいのかと。それと同様、クラックするほど、読みたいのなら、もう別にいいよ、と(^^; 書き手も一生懸命作っているのだから、そこはお客さんの良識に委ねたいところですかね。^^
● 本の修正は?
できます。ただ、待ち時間が必要です。24~48時間以内にコンテンツが修正されるそうです。
● キンドルの個人出版に関するノウハウ本はあるの?
上記の本はGoogle Docsから作成する方法でした。それにしても100円でも高いとはなかなか辛口な人もいますね(^^;個人的にはぜんぜんオッケーなのですけど。マイナーな書籍はそれほど売れないし、あまり安いとブログにアドセンス貼付けた方がぜんぜんいいよ、になりますから。ライトな書籍はブログと既存の書籍の中間位置に入り込むというポジションを作るのに、大いに価値があるでしょう。^^
他にも電子書籍の販売促進に役立ちそうな本が出版されています。下記にまとめました。
● Amazonの審査について
こちらにコンテンツガイドラインがありますね。
まあ、よくありそうな基準ですよね。「顧客満足を得られない商品 」がどのような基準かにより、ある程度、Amazonの個人出版の品質が決まってくるかもしれません。間違えなく怪しい情報商材とか、すぐに入りこんでくるでしょうから。いや、すでに入りこんでいるという見方が正しいでしょう(^^;
iPhoneアプリと違い、審査を通過したら、勝手に公開されるようですね。48時間とありますが、もっと早めに審査を通過されている方も多いようです。
● ISBNは?
Amazonが回答してくれています。
印刷版のISBNを使用する必要がありますか
いいえ。電子版にISBNを含める場合は、電子版固有のISBNを使用する必要があります。電子版には印刷版のISBNを使用しないでください。
● Kindle ダイレクト・パブリッシングのヘルプは?
Amazon.co.jp:Kindle ダイレクト・パブリッシング:ヘルプ
やはり公式サイトのヘルプが一時情報なので、見るといいですかね。検索して調べられます。
以上です。
すでに準備が整っている人は出版してみるといいんじゃないでしょうか。ただ、先行者利益も多少あるかと思いますが、焦らずいいものを作れるようにしたいですね。漫画とかはエンタメはあまり関係ないですし、やはり長くいいものや面白い本が売れ続けるような個人出版の市場ができるといいなと個人的には思っています。Amazonがゴミ本の山になったら大変ですので。^^;
いいものであれば、後発でも勝てますし、まあ、1年ぐらいはじわじわくるかもしれません。そして、個人的には他人と焦って競争するより、どのようにいい本を作るのか、という自分との戦いな気がします。
個人出版のメルマガも発行しているので、よかったら下記よりご登録ください。あまり必要以上にメールしないメルマガです。(^^;
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