ebookbrainが電子書籍の自炊についてまとめます。
弁護士の回答を見る、自炊代行業者に依頼すると利用者も罪?
こちらの弁護士の記事が1番わかりやすいです。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20100917_393769.html
簡単に必要な内容だけまとめると下記のとおりになります。
- 自炊OK
- 自炊代行違法(スキャン代行業者に依頼すると利用者もよろしくない)
- 裁断済の書籍転売OK
自炊OKなのに自炊代行違法となるとなぜなんていうユーザーさんはいそうですね。手間を外注化しているだけなのに。。
電子書籍の自炊代行の判決(最高裁判断)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/17/news150.html
だそうです。2016年3月に判決がでたようですね。。まあ、良し悪しはさておき、現在の法律からするとそういう結論になりそうだな、とわかりますが…。
これを踏まえて合法かつ、品質が高く時間的に素早く料金的に安い形で電子書籍化する方法を考えていきます。
個人的にはどちらかというと値段より時間の問題の方が大きいため、時間の効率化のプライオリティが高いです。
漫画・コミックの自炊代行は完全な時間の無駄かも!
ちなみに、古い書物や専門書を自炊する人はわかるのですけど、電子書籍化されている漫画を自炊している人はいまいちよくわからない行動です。
すべてvaboo(バブー)やBook off(面倒じゃなければヤフオクでもいいですけど)で処分して電子書籍を購入でいいんじゃないですかね。
比較的電子書籍化が進んでいる漫画なんて30%オフや半額で買えるんですから。すでに持っている漫画を定価で買うのに抵抗があるユーザーも少なくないでしょう。でも、このぐらい割引されていればありなんじゃないですかね?
おすすめの電子書籍ストアはこちらをみてください!漫画ならebookjapanやDMMブックスがおすすめです。DMMブックスは初回何冊でも半額!(いつまでやっているかわかりませんが)
http://ebookbrain.net/ebook-store-for-castomer/
料金的にも買ってもいいと思えてくるはず。裁断代行するにしても裁断費に加え、それ以上の送料もかかります。書籍って重たいですから。それに加えて何より時間的なコストが大きいです。
http://ebookbrain.net/ebook-store-for-castomer/
個人的に電子書籍化されているものはすべて電子書籍で購入しています。それが時間の無駄がなく早いの一言に尽きます。
自炊問題の最も大きな問題は、出版社が仕事をしていない!-自炊がしたいのではなく電子書籍がほしい!-
少し駄文を書いてみます。自炊の方法が知りたい人は、この見出しは読み飛ばしてください。
自炊問題って、結局、「出版社が仕事をしていない」。
お客さんにサービスを提供してくれていない、という1点に集約される気がしますね。自炊利用者は電子書籍がほしいのであって、わざわざ自炊がしたいのではないでしょう。面倒だもん。
面倒くさいけど、家を片づけためだったり、専門書なんかだとOCRのPDFにして検索する利便性だったりのために、やむなくやっているのが実情かもしれません。
その面倒くさいという、コストを簡略化するために自炊代行業者があると。
つまり、電子書籍があれば、今ある本をBookoffにすべて売っぱらって電子書籍を買い直すはず。だから、出版社がしっかりと仕事をし、電子書籍化したから「自炊ではなく電子書籍を買ってよ」とアプローチすればいいんじゃないですかねー。電子版なら少し格安に提供できるかもですし。
個人的には電子書籍化している書籍を自炊するつもりは1ミリもありません。まあ、電子書籍が1万円の専門書ならちょっと考えるかもですけど…、、そのような価格の書籍はあまりありません。金銭的コストだけではなく、自炊にかかる時間的コストがのることを考えれば、極力、自炊なんてやりたくありません。
出版社もリフローが面倒ならOCR対応のPDFや画像書籍にして売ったらいいのに。
それだけでどれだけ助かる人がいるでしょう。
出版社的には作家が電子書籍化の許可をしてくれない問題があるかもしれませんけどね。
いずれにせよアマゾンで人気の本もかなり電子書籍化されていません。
自炊がしたいのではなく電子書籍がほしいのです。
厳密に計算していませんけど、その方が「早い」ということが何より大きいです。また、作家さんに貢献してあげたい気持ちもあります。
おすすめで安い方法は裁断だけ代行してレンタルスキャナー
自炊は裁断代行の業者に裁断してもらって、スキャナーを利用する流れがよさそうですね。
この裁判により自炊の外注化に制限がかけられました。
しかし、本を整理する際に裁断するのも捨てるのも古本屋にもっていくのもそこは読者の自由のはず。
裁断のサービスは実は昔からありますし、この裁断サービスがなくなることはまずないでしょう。おそらく裁断が1番大変なはず。また業務用の裁断機を使わないとクオリティが落ちる気がします。
裁断サービスはこちらにまとめました。
http://ebookbrain.net/cut-paper-books-by-outsourcing/
スキャンは時間はとるけど、もしかしたらページの抜けがあるかもしれないため、自分でやりたい人もいるかもしれません。裁断だけ代行して自炊用のブックスキャナーを購入するか、レンタルするかで用意します。電子書籍をバラさない非破壊系のスキャナーもありますが、精度があまりよろしくないようです。
レンタルスキャナーはDMMいろいろレンタルが定価の1/10ぐらいの値段でレンタルしてくれます。ブックスキャナーはこちらにまとめました。
http://ebookbrain.net/book-scanner/
bookscan(ブックスキャン)や漫画スキャン王は違法なの?
(追記)いまだスキャンサービスしているところあったんですね。どうなんですかね。個人的に使ったことないので深く調べていませんが、作家によりみたいな解釈もあるみたいですね。2019年時点でつぶれていないからセーフで残っちゃたパターン?なのかな。安いですね。
参考:自炊嫌いの作家リストhttp://mangascanoh.com/user_data/copyright.php
荒木飛呂彦さんは電子書籍化されているので電子書籍で買えばいいだけですけど、浦沢直樹さんは自炊もダメ、電子書籍化すらされていないのでどうしろと…。漫勉なんかは面白かっただけに残念ですね。
電子書籍と自炊業界の今度の予想
電子書籍と自炊業界の行く末を考えてみました。
出版社
あいからわず電子書籍化をしてくれません(電子書籍化に積極的な優秀な出版社ももちろんありますと補足しておきます)
そもそも論としては、できたら出版社に自炊をやってほしいです。で、それを売れと。
たぶん有名な書籍なんて、多くの人が同じ書籍を自炊をしているわけですよね。根っこで電子化していないから、多くの人の時間と労力が無駄に費やされているわけですね。
人類が自炊に費やす時間の損害は計り知れないかもしれません。。。
自炊代行利用者
自炊代行がしにくくなり、手間がかかるようになります。たぶん裁断だけ代行して自宅でスキャンするという合法的な流れに移行するでしょう。
スキャンが外注化できなくなり、自分でやる必要がありに。結果、自炊することには変わりない。
自炊代行業者は本を処分する場合もあり、送料の関係で返却を諦めたりした人もいるかもしれません。その人たちが自宅のスキャナーに流れます。自宅で作業をすると本が手元に残るため、裁断済の書籍がヤフオクなどに出回る率がさらに加速!
自炊代行に反対している作家たち
自炊代行に反対している作家たちは、強いていえば裁断済の本を合法的により世の中に出回ることに貢献したぐらいでしょうか。。たぶんそうなるような…。読者目線を意識できず、ユーザーの利便性に損なう取り組みをしてしまった。。。作家のことを嫌いになった読者もいるかもしれませんね。つまるところ、ただの自己満足でしょうか。。。。。たぶん何の改善もされません。
お墨付きの判決をもらっておきたかったんですかね。少なくとも何の問題も解決しないはず…。
電子書籍化に反対する作家ほど、合法的に自炊されて本をバラバラにされる可能性は高くなりますね。
「作家なんだから、もう少しクリエィティビティのある提案をしてよ」って思うのは私だけでしょうか。
この裁判はユーザーの利便性には何の貢献もしませんね。。
「俺らの本は電子化しているから自炊せず電子書籍で買ってね」と呼びかけるなり、販売展開に取り組むなりするなら、かなり前向きな取り組みでいいと思います。まあ、気持ち的に本をバラすのは抵抗がある人もいるため、電子書籍化されているなら多少高くても電子書籍で購入するユーザーが多いかもしれません。EPUBやXMDFでリフローされているなら、なおさら付加価値もつくわけです。
自炊代行業者
事業撤退するところもあるかもしれませんが、この問題は最初から抜け道があった気がします。お客さんが出向く店舗型か、裁断代行だけやって、別メニューでレンタルスキャナーを提供する形に移行するでしょうね。裁断は違法とは言えないでしょう。
客が勝手に裁断して勝手にスキャンする店舗型なら、たぶんセーフでしょう。はじめての自炊はおそらくわからないこともあるでしょうから、そばに聞ける人がいると安心しますね。結構前から東京や大阪に店舗型の自炊レンタルスペースってすでにあるんですね。
またはDMMいろいろレンタルように、レンタル裁断・レンタルスキャナーをやっていますね。
著作権に配慮した、わりと賢い事業者ってやっぱりすでにいるんですねー。結局、この問題って「裁判前から、逃げ道あるよねー、」って感じでしたね。。。意味がないよね。そしてユーザー的には不便になったな、と。
まとめ
数年前から自炊の揉め事はつまらないな、と感じていました。だからニュースも追っていませんでしたね。結論がでてもあまり変わらない気がしたからです。
そもそも個人的な複製は可で最初から認められている部分があるから、そこがひっくり返らない限り、根本的な部分で何も変化はないと。自炊代行業者に微々たる変化あったり、ユーザーが不便になったりするかもしれないけど。
もうひとつは、そもそも出版社がお客さんのために仕事をしていなかったのが原因。すべて電子書籍化されていれば自炊なんてフローはいらないのです。
電子書籍化されていればすべて電子書籍で買います。それが早いからの一言につきますね。出版社が仕事をしていれば出版社に利益を還元。
電子書籍化されていない本は、自炊を検討します。電子書籍元年(2010年)の頃から、辛抱強くずっと待っていたのですが、電子書籍化されない本は多いです。。。電子書籍化されたら買おうと思って、ほしいものリストに入ったままは何十冊も…。どんどん増えていましたが、何年経っても電子書籍化されません。もうほぼ諦めていますけどね…。
電子書籍化してくれれば買うのに。
最悪pdfでもいいから。pdfってデータさえあれば簡単にできる気がするんですが。
専門書は電子書籍化されていないと不便です。IT関係者はもちろん、お医者さんなど医療従事者は自炊されている方も多いみたいですね。あと、いわゆる分厚い本を読む職業の方々ですね。
待つのも限界がありますし、引越しなんかするときはどうしても実行しなきゃいけません。どこの出版社かは想像におまかせしますが、出版社が仕事をしていないため本棚の本が実はなかなか減ってくれないのが悩み。
すべてが悪循環になっていておかしい気がする、何なんでしょうこれは!。。自炊がしたいのではなく電子書籍がほしいのです。
つまらない記事でしたが、自炊について思うことを連々と駄文にしてみました…。
http://ebookbrain.net/ebook-store-for-castomer/
漫画村は違法でダメ!
漫画村の問題も最近ありますよね。余談ではありますが、漫画村はダメです。詳しくはこちらをみてください。
http://ebookbrain.net/manga-mura/
コメント
本が好きで購入してましたが、引っ越しする時段ボール80箱もの本になっててこのままじゃ床が抜けると思い電子書籍化をする事にしました
流石に冊数が多いので業者にお願いして今後購入する本は電子書籍で購入しようと思い数あるサイトの中からebookjapanを選んで購入していましたが、今年の2月に突然仕様を変えられ読みにくい上使い辛くなりこちらのサイトで購入するのをやめました。
1000冊近くの本を買い直しして自炊し直さないといけないという詐欺にあった感じです
こうやって突然向こうの都合で変えられてしまうデメリットの方が大きいので、最終的に自炊しかないと思いました…
コメントありがとうございます。
個人的にもebookjapanは複数使っているうちのひとつですが、使っていました。
残念でしたね…。。電子書籍`アプリの使い勝手は超重要ですよね。
僕がもし見切りをつけるなら、その1000冊は放置して他の電子書籍ストアで買いますね。。1000冊の中で、すごくお気に入りの本は新しいストアでも買うかもしれません。
理由としてはいくつかあって、
・ebookjapanが1、2年後には改善しているかもなので…。
・単純に買いなおしのコストがかかるので。
・自炊も実際にやったことあるのですが、方法によりますが時間的なコストがかかって結構大変だということがあります。
ebookjapanはベンチャーだったため、買収の可能性は高かったかもしれません。
安全路線なら、キンドルでしょうか。hontoもわりと大きいです。バックに印刷2強の大日本印刷がいます。
丸善、ジュンク堂書店を子会社化し、国内最大の書店グループ?と言われます。
自炊がいいならそれも手ですから、ご参考程度に。
気楽に今まで買った電子書籍を一番使い勝手がいいアプリに移せればいいのですけどね。それはよくそう思います。
> 気楽に今まで買った電子書籍を一番使い勝手がいいアプリに移せればいいのですけどね。それはよくそう思います。
いまの仕組みでは絶対にそうなりませんね。結局買っているのはコンテンツでなく特定プラットフォームでの利用権でしかないので。
本をDRMフリーで合法的に手に入れたかったらほぼ自炊しかないのが辛いです。音楽はDRMフリーの流れなのに。
すいません、気付くの遅くなりました。コメントありがとうございます。現実は辛いですね!そのあたりは業務提携や業界のルールづくりなどでうまく仕組みづくりをしてくれるとよいのですが。simとsimフリーのスマホじゃないですけど、コンテンツとアプリは切り分けてほしいですね。
電子化されてるのを自炊したい需要的には
コミックスの版が進んで改訂されてしまったとか
電子書店だと電子書店が潰れたとき面倒とか(大体ebook Japanみたいに引き取られるかもだけど)
作者が不祥事して買えなくなるとか(大抵一度買ったものは新規販売停止されても見れますけども)
かなと思いました
コメントありがとうございます。
個人的にはおっしゃるように、救済される道が用意されて、あまりないかなと電子書籍ストアで買ってしまっていますが(時間優先)、より慎重な方やPDFで手元に置いておきたい方は自炊される方がいるのかな、という気がしますね。たしかに古い版がよいという方は電子では手に入らず自炊となるかもしれませんね。